・8月7日 (木) ~8月14日 (木) は夏期休診とさせて頂きます。
・5日以内の発熱、咽頭痛、咳などの風邪症状の方の診療は、特定の時間に2Fフロアーで行っております(完全予約制)。8:45から電話受付を開始し人数に達した時点で受け付けを終了いたします。風邪症状のある方は直接受診されず、必ずお電話でお問い合わせ頂くよう、お願いいたします。感染症の流行状況により、重症な方、または重症化リスクが高い方の診察を優先する場合があります。一般の方の午後の診療は16時からとなります。
・帯状疱疹ワクチンを希望される方はお電話を下さい。
・診療は15歳以上の方を対象としています。
・大変申し訳ありませんが現在禁煙外来は休止しております。
かぜの後にせきが2週間以上続くと通常のかぜではない可能性があります。まずはせきが長めに残ってしまう感染症を考え、さらに持続する場合は咳喘息や気管支喘息、また喉頭アレルギーやアトピー咳嗽などの上気道のアレルギー、鼻の病気や気管支拡張症、胃食道逆流症の可能性があります。肺癌や気管支結核は見落としてはいけない重要な疾患であり経過によりCT撮影も考慮する必要があります。
しつこく続くせきの原因を調べ、せきが全くでなくなる様に最大限努力いたします。
最近せき喘息と診断され治療を行われても良くならないため受診される方が目立ちます。本当にせき喘息であるならば気管支拡張薬を含む吸入薬(アドエア、レルベア、テリルジー、シムビコート、フルティフォーム、アテキュラ、エナジアなど)の吸入薬により早期にせきは改善するはずです。当院での症例の検討では、治療開始前の呼気一酸化窒素濃度が高くない症例では気管支拡張薬の吸入薬の効果が低く、その他の疾患の可能性が高いと考えられました(日本呼吸器学会学術講演会2017年)。一方、せきが出てから2週間以内は感染症によるいわゆる感染性咳嗽のことが多く、適切な抗菌薬の使用により、または自然な経過により多くの場合はせきは軽快します。その時点でせき喘息として吸入薬を安易に使用することはせき喘息を過剰に診断してしまうことになります。
イガイガ、のどの痒みはあるか、痰を伴うせきか、その痰の色はどうか、朝や夜など時間帯によるか、何かきっかけはあるか、ゼーゼー・ヒューヒューするか、胸焼けを感じるか、食事とは関係するか、せきは色々です。まずはじっくり、しつこく話を聞かせていただくことが大切です。その上で胸部レントゲン、呼気一酸化窒素濃度の測定、呼吸抵抗の測定、肺機能検査、血液検査などで精密検査をします。気管支拡張症や間質性肺炎、肺癌が疑われる場合など必要な場合は、連携している近隣の医療機関で早ければ当日中のCT撮影を考慮します。
全くせきが出なくなる様に、悩みを一緒に解決させていただきます。